「男性育休って、産後すぐ取るのが普通でしょ?」
「妻が実家から自宅に戻ってくるタイミング、急にワンオペになるのが心配……」
実家では誰かがサポートしてくれていたのに、自宅へ戻った瞬間、急に「24時間自分たちだけ」で回さなければいけなくなります。
これから男性育休を考えている方の中には、いつ取得すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
我が家は、産後1ヶ月ほどの里帰りを経て、「妻と子どもが自宅へ戻ってくるタイミング(里帰り終了日)」に合わせてパパ育休を取得しました。
結論から言うと、このタイミングでの取得は大正解でした。
実家のサポートがなくなる「一番しんどい時期」を夫婦2人で乗り越えられたからです。
今回は、我が家がなぜこの時期に育休を取ったのか、そのメリットと、怒涛の「自宅初日」のリアルなタイムスケジュールを公開します。
- 男性育休を「里帰り終了」に合わせて取るメリット
- 妻がワンオペにならないために我が家が考えたこと
- 里帰り終了日のリアルなタイムスケジュール
- 新生児連れでの長距離移動の大変さ
- 夜間対応で「2人同時に頑張る」をやめた理由
- 夫婦で共倒れしないための夜間シフト運用
男性育休の取得時期を決めたら、次は上司への相談です。
育休を伝えるベストなタイミングや実際のスケジュールについては、こちらで詳しく解説しています。
▶ 男性育休はいつ上司に言う?現実的なスケジュールを解説
なぜ「産後すぐ」ではなく「里帰り終了時」なのか?

産後すぐのタイミングは、妻が実家を頼れる環境にありました。
それなら、夫である私が本当に有能な戦力として機能するのは、「実家の手厚いサポートが消えるタイミング」ではないかと考えたのです。
ここで夫が仕事を続けていると、妻は実家から「自宅でのワンオペ状態」へと急変し、精神的にも疲れてしまうことが予想されます。
夫婦2人で一緒に自宅育児をスタートさせるための里帰り終了後の育休取得です。
もちろん、最初から私が完璧に育児をできたわけではありません。
おむつ替え、沐浴、ミルクなどは、最初は妻に教えてもらいながら、少しずつ自分でも対応できるようにしていきました。
育休前にやっておいてよかった準備については、こちらの記事で詳しくまとめています。
里帰り終了に合わせて育休を取る3つのメリット
実際にこのタイミングで取ってみて、以下の3つの大きなメリットを感じました。
① 妻の精神的・体力的負担のギャップを軽減できる
② 「我が家の育児・家事ルール」を2人でイチから作れる
③ ベビー用品の配置や生活動線を一緒に整えられる
① 妻の精神的・体力的負担のギャップを軽減できる
実家から自宅への環境の変化は、ママにとって想像以上に大きなストレスです。
そこに夫が24時間体制で並走している安心感は、何物にも代えがたいものがあります。
② 「我が家の育児・家事ルール」を2人でイチから作れる
妻がワンオペで自宅育児を始めてしまうと、どうしても妻だけの「マイルール」ができあがり、夫が後から参入しづらくなります(指示待ち人間化の原因になります)。
最初から2人でやることで、対等なチームになれました。
③ ベビー用品の配置や生活動線を一緒に整えられる
「オムツはどこに置く?」「ゴミ箱はどこが捨てやすい?」など、実家とは違う自宅の環境に合わせて、使いやすい動線をあちこち試行錯誤しながら一緒に作ることができます。
実際に育休が始まると、「必須ではないけれど、あると本当に助かる」というアイテムがいくつかありました。
育休中に我が家を救ってくれた便利グッズは、こちらの記事でまとめています。
【リアル公開】里帰り終了「前日〜初日」の我が家のスケジュール

我が家が実際に動いた、前日から初日にかけてのリアルなスケジュールです。
【前日】パパが妻の実家へ「前乗り」
当日の朝にバタバタしないよう、前日から私が妻の実家へ行って一泊しました。
前乗りすることで、翌朝の荷物の最終チェックや、義理のご両親へのお礼を伝える時間をゆっくり確保できました。
【当日朝〜昼】赤ちゃんタクシーで東京から神奈川へ移動
数ヶ月分の衣類、オムツ、ベビーベッドなどの大量の荷物をすべて車に積み込み、「赤ちゃんタクシー」を使って移動しました。
東京から神奈川への移動で約2時間かかりましたが、これが本当に大正解。
💡 赤ちゃんタクシーが最高だった理由
- 赤ちゃん連れ(新生児期)での2時間移動でも、周りの目を気にする必要がない。
- 運転手さんも「赤ちゃんが泣くこと」を最初から想定してくれているので、精神的にかなりラク。
【当日午後】帰宅・荷解き
2時間の移動は、座っているだけでも大人も赤ちゃんも想像以上にヘトヘトになります。
帰宅後は、今日使う最低限の荷物だけを開けて、あとは身体を休めることを優先しました。
【当日夜】お義母さんの神対応に救われる
この日、一番ありがたかったのが「食事」です。
お義母さんが気を利かせて、当日の昼食と夕食に食べられる「出来合いのもの」を持たせてくれていました。
移動の疲れもあり、帰宅当日に買い物や料理をする気力は残っていなかったので、これには夫婦で感謝しました。
これから里帰り終了を迎える方は、初日のご飯は絶対にレトルトや出前などで「作らない環境」を用意しておくべきです。
夜間対応で気づいた「一緒に頑張る」の罠

無事に初日を終え、いよいよ自宅での夜間対応がスタートしました。
最初は「2人で一緒に頑張ろう!」と、夜泣きのたびに2人同時に起きて対応していました。
しかし、これを続けると日中に2人とも倒れてしまうかもしれないと気付きました。
そんな時、保健師さんとの面談で相談したことをきっかけに、我が家は「一緒に頑張る」のをやめました。
保健師さんからのアドバイス
「育児を2人で同時にやるのは美徳に見えるけれど、お互いが100%休める時間をしっかり確保することの方が何より大事」
そこから、我が家は夜間対応を時間による完全シフト制に切り替えました。
- 夜〜深夜: 妻が担当
- 早朝4時〜: 私(パパ)が担当
こうして担当時間をきっちり分けたことで、お互いにまとまった睡眠時間を確保できるようになり、日中のイライラが劇的に減りました。
まとめ:里帰り終了期こそ、男性育休の本領発揮!
男性育休において、「ワンオペを防ぐ」というのは「いつでも2人で同時に育児をする」という意味ではありません。
「いつでも交代して片方を100%休ませられる状態(=交代制ワンオペができる状態)を作ること」。
これこそが、里帰り終了のタイミングで男性が育休を取る最大の強みだと実感しました。
里帰り終了期は、夫婦が本当の意味で「親としてのチーム」になる重要なターニングポイントです。
これから育休を検討しているパパは、ぜひ「里帰り終了に合わせた取得」という選択肢も検討してみてください。
想像以上に、お互いを助け合える最高のスタートが切れるはずです。
実際に育休中のパパが何をしていたのかは、こちらの記事で1日の流れを公開しています。






